ドイツ通信43「リサイクリングステーション」


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リサイクリングステーション

 

以前ゴミ関係の話題で触れました。基本的にゴミは家の前まで回収に来てもらえるが、規準を超える容量の庭ゴミ、小さな電化製品や建築資材、金属、粗大ゴミなどはリサイクルステーションまで持ち込むことが必要な場合がある、と。ブレーメン内に15カ所あるステーション、その中の一つを訪れました。

 

 目的はリサイクルステーションに隣接するリサイクルショップを覗くため。その前にリサイクルステーションをレポート、と。

 

 前述のゴミごとに大きなタンクがいくつか設けられており、自分で捨てる。以上。それだけです。やはり面白いのは、ゴミから出て来た掘り出し物?を扱うリサイクルショップ。衣服、食器、電化製品・・なんでもあり。品揃え実に豊富。ゴミの収集所に隣接しているからといって、ゴミ袋やゴミのタンクから救出された品物ではありません(念のため)。不要になった人が、捨ててしまうのではなく、誰かに使ってもらえれば、と持ち込んだ品物です。自転車も売られています。

 

 布製品と食器をいくつか購入しましたが、どれもキレイなものです(使用感あまり無し)。フリーマーケット(のみの市)と違うのは、商品の美しさ。売りさばき感がありません。どの品物も大切にされているのが感じられます。セカンドハンドのお店ともちょっと違います。商売の匂いがしません。商品は寄付で持ち込まれていること。値札がなく、値段交渉が可能な事(好意でお金を払ったり、職員がつける値に従ったり。法外な値はつきません。もともとゴミですから)。以前紹介したOxfamともちょっと違います。支払うお金が、グローバルな事に使われるのではなく、私たちの生活に還元されていそうな気になる事。(公に金を支払う感覚)。同じようなお店(新品ではなく、セカンドハンドを手に入れるという意味で)はいろいろありますが、やはりどれもカラーがありますね。

 

 ゴミ、セカンドハンドと言えば、先日粗大ゴミとして捨てられている、タンスの引き出しと椅子を、貰ってきました。ベッドの下に収納するのにぴったり!!セカンドハンドの不潔感とか、ケチ臭さ感とか、新品を買えない不甲斐なさとか、そういったことをドイツでは一切感じません。如何に、いいものを格安で手に入れたか、そしてそれをどれだけ大切にするか。その商品を捨てずに、次の使い手を探そうとした元所有者の思いをどれだけ引き継げるか・・そんな気持ちになります。

 

 今月、いろいろと“中古”を手に入れましたが、どれも(きっと)愛着がわきそうなモノたちです。

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