ドイツ通信44「ドイツにおける日本の漫画文化」


 

どんなモノが受けてるのでしょう。

どんなモノが受けてるのでしょう。

最近のモノでしょうか。

最近のモノでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

漫画文化

最近日本でも、クールジャパンというテレビ番組があって、日本文化の良さを、いろいろな国の若者が分析しています。その番組のおかげで外国での日本文化の評判を目にするようになりました。ドイツでもと、聞くと、情報の伝わる早さには本当に驚きます。ポーとしていると、あっという間に、情報は世界を駆けめぐっている。半年もhpの更新をしてなかったこと反省しています。

 世界の共通語となっている日本語、または世界でも通じる日本語には何があるでしょうか? 思いつくのが“津波(TSUNAMI)”“交番(KOBAN)”“カラオケ(KARAOKE)”。これらは国際語、もしくは国際補助語となっているようで、正式に堂々と世界で話して通じる日本語ということになります。“寿司”など和食名もよく知られてはいますが、これは私たちが、ケーキ(cake)とかピザ(pizza)など言ったりするのと同じ状況であると思うので、些か特殊な事情と言えます。

 

 

 こちらの本屋で新たに日本語を見つけました。“Manga”です。気になって調べてみました。残念ながら国際語とはなっていないようですが、逆に“Mangaka”漫画家というのは“日本の漫画家”を指す国際語として存在するようです。日本の漫画文化のすごさを表す事実です。

 

 ヨーロッパ圏ではその“Mangaka”が書いた作品を特別に“Manga”と分類し、他国の漫画(視覚で読ませるような作品)とは分けられています。それもそのはず、“Manga”棚の品揃えがかなり充実しているのです。私は、漫画を読まなくなって久しいので、多くの作品が “??”状態。かろうじて「ドラゴンボール」や「Nana」などが確認できましたが、その棚と棚前の陳列テーブルの全作品が日本の作品であるはずです。(もちろんタイルはドイツ語ですが・・)。

 

 10年ほど前中国に生活していた頃は、薄っぺらく、中国らしい質の日本漫画翻訳本(というか冊子)を目にしていましたが、それらは「ドラえもん」など、超国民的且つ決して新しいとは言えない作品でした。ここで目にするのは、今日本で(もしくは少し以前)確実に流行っている(た)であろう作品たち。

 

 驚くのが販売方法。日本の本屋では漫画は厳重に封がしてあります。(よく考えたらおかしい状況です。単行本も文庫本も雑誌も大抵自由に読めるのに漫画だけは透明袋に包まれている・・。)ここでは、漫画も立ち読みし放題。立ち読みどころか、本屋には座ってゆっくり本を読んだり(内容を確かめたり?)できるようにソファーも備え付けられているので、漫画も読みたい放題。立ち読みに対する注意は皆無。“買う前に内容を確かめて何が悪いの!”ということでしょう。私が訪れた時も、声を出して笑っている女性がいました。でも、立ち読みしたい気も頷けます。一冊7ユーロほどするのです。これは高い!!

 

 

 何はともあれ、日本の漫画が“Manga”として、フロアのほぼ中心という、素晴らしい位置にコーナー設置されているということは、“Manga”の人気度を示しているのかもしれません。そのうちフィギュアとかコスプレとかのブームが到来するかしら??

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