塗り壁革命 ホタテ外壁用 自分で塗る
この前から施工中のログハウスリニューアル工事、ログ部分の再塗装がようやく終わり、いよいよ白壁部分の仕上げとなった。ログ部分は、お施主様がこつこつと、2ヶ月かけて塗装された。安全面と、塗料の耐久性を考えて、材料は、プラネットのウッドコート、ダークブラウンを用意した。若干厚塗りとなったが、ふつうの二倍の耐候性があるだろうと、プラネットの技術営業の田成さんからお墨付きを頂いた。ほんとにムラ無くきれいにぬれたと思う。
次は白壁部分だが、これは、左官ゴテで、本格的に塗らなくてはならないので、少し難しいかもしれない。初日に、宮田左官さんに技術指導して頂いた。養生がだいたい終わり、いよいよ壁塗りに。
現場に行くと若者がスイスイ、壁を塗っていた。コテを持って、今日で四日目だという。上手に塗るので、一緒に見に行ったブルームの社長親子も驚いていた。しばらく見ていると、コツがあることがわかった。左官さんの塗り方は、柔らかく練って、全体を一気に塗り上げる。そして、後から、ゆっくりと表面を押さえていく。これはプロの塗り方だ。
しかし若者が塗っていたのは、ホタテ壁を、固めに練って塗りつけると同時に、押さえていく。これはとても合理的だ。堅めだと、鏝板から手返しして塗りつけるのが容易に出来る。ホタテ自体に粘着性があるから、壁にうまくひっつくのである。そしてのばしながら仕上げていく。塗った後、全体を軽く調整、塵を掃除してできあがり。
心配していた壁の下地の灰汁も殆ど出ていない。このままうまく仕上がれば、大発見である。ホタテ壁、施主塗り工法の確立である。若者よありがとう。