ドイツ通信3「ドイツのゴミ事情」
今回はゴミの巻です。日本でもドイツでもやっぱりゴミ回収は大変なようです。日本も田舎の方では割と厳密に文別さtれていますが、都市部ではかなりいい加減なところがあります。でもドイツでは都市部にゴミが普段落ちでないようです。回収が徹底しているのでしょうか。
存じエコの国ドイツはゴミの分別にも厳しい!?
瓶、缶、金属、紙、プラスチックやペットボトル、生ゴミとそれ以外。のカテゴリー(くらい)で分別する。さぞかし厳密なのかと思いきや、それほどでもない。
それでもまず、不安になったのは、「燃えるゴミ」の区分が無いこと。日本では、「燃やせるゴミ」として、紙でもプラスチックでもリサイクルに協力しないのであれば全部「燃えるゴミ」で出せばよいし、回収もしてくれる。大変便利な「燃えるゴミ」の日。しかしここにはそれがない。
ゴミの分別はだいたい以下のよう。
○紙(ティッシュぺーパーでもレシートでも包装パッケージの箱でもリサイクル)古紙回収のようにひとまとめにする必要はない。大まかに「ここは紙類です」と分かるように置いておけば「紙」として扱われる。
○プラスチックや金属(「プラ」のもの、金属系、缶、などは一緒にいれていいらしい)これには「Gelbe Sack」という専用の黄色いビニル袋を使う。これは、「**市指定ゴミ袋」と同じ概念で、各家庭に配布されるよう。
○生ゴミ(家禽類の餌になるのだとか)。キッチンの流しに三角コーナーや排水溝に生ゴミが流れていかない工夫がないので、ドイツ人はどのように食器を洗っているのか非常に気になるところ。料理の際に出る生ゴミも、手で回収せねばならないので面倒。
○その他(まさにその他!!)
○瓶。これは街に設置された瓶回収ボックスへ運ぶ。(白瓶と色つき瓶で区別。自身の都合で捨ててよい。)
これでお分かりかと思う。如何に分別が生ぬるいか、が。プラスチックも金属もまとめて“ぼい”していい。(中身を洗う必要もなさそう)。面倒なのは「紙」を意識して分けないといけないことくらい??
しかし、ここで登場するのが「その他」のカテゴリ。これは大型ゴミや危険物や電池といった普通では処理できないゴミを指すのではなく、一般的なその他。例えば、鼻をかんでリサイクルできなくなったティッシュ。ボロボロの布きれ。汚れ物。リサイクルに回せないものは何でも「その他」。
家庭によっては分別が面倒なので「全部その他ゴミだよ」というところも。私も生ゴミは「その他」で出している。というのも、ゴミ回収は2週間に1回。(プラ+紙の日と生ゴミ+その他の日が各週で巡る)一人分の調理で出る生ゴミなんてたかがしれているから。つまり、リサイクルできないのではなく、リサイクルの意思がないゴミはどうやら「その他」で出していいようなのだ。日本の「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」をどちらも受け付けるという懐の深〜〜い「その他」ゴミなのだ。
ゴミの出し方はいたって簡単。定められた日に、家の前の自家専用ゴミボックスを出しておくだけ。あとは回収車が回ってくれる。「Gelbe Sack」は半透明で、如何にもこれはプラ・缶等のゴミではないと回収者に見破られれば、放置されてしまう。半ば賭けかもしれない。
私も、一度「プラ」の日に合わせて「その他」を出さざるを得ない状況になったことがあるが、オーナーに「明日は「プラ」ですけど?」と尋ねたら「少しくらいいいわよ」とさらり。ドイツ人でもこの程度の心構えらしい。
ゴミ出しの日。街中がゴミで溢れます。(地域によって回収スケジュールが異なるが)「その他」ゴミボックスに詰め込まれているゴミの多いこと多いこと。ゴミボックス1つでは足りない家庭もあるみたい。
なるほど、これで納得。こうじゃあなくっちゃ、堅苦しくてやってられない
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