ドイツ通信4 「住まいも色々」


町並み

町並み

こんな一戸建ちも

こんな一戸建ちも

ラインハウス

ラインハウス

 

 

 

 

 

 

ドイツ通信もいよいよ本筋の建物の話に、日本の洋風の住宅じゃなくて本物の洋館です。出窓は向こうにはなくて、日本独自のモノらしいです。最近は日本から輸入した、「デマード」なるモノがあるらしいですが。だからか、写真で見ると窓はすっきりです。(親方コメント)

住まいもいろいろ

 

 私の通っている語学学校では、名の知れた出版社のテキストを使っています。結構優れたテキストだろうな・・と思います。そして(先生にも寄りますが)教え方も悪くありません。テキストも授業中の言語も全てドイツ語ですが、(辞書を携えていますが)とくに困ったことはありません。(分からないまま済ませても、命の危険や生活への支障はないので、深く考えないことにしています。一つの単語、文章に拘っているうちに、どんどん進むので、全体をまず理解することを心がけています。そうすると遡って最初の文章が理解できるときもあります。)さておき、指導の仕方で、時々感心してしまうことがあります。「あれを先に学習したのは、(あれを、また復習したのは)この文法の内容を新しく勉強する為ね〜〜〜」って。そうやって学習は一方通行ではなく、行きつ戻りつ進んでいきます。

 

 前置きが長くなりましたが・・、先日ドイツの家について学びました。

 

まず、新しいか古いか。旧市街・マルクトプラッツに面して立つような建築は古い時代のもの(Altbau)だそうです。「Fachwerkhaus」という木造で格子の見える家も多く見られます。そして、私が住んでいるような家は「ラインハウス」(Reihenhaus)。一列に家屋が並んでいるのでそう言うのだそう。少し郊外へ行けば、一戸建て、もしくは二世帯住宅タイプも見かけます。これは「Einfamilienhaus」とか「Zweifamilienhaus」などと言うようです。他にも、もっと街ならたくさん見られるのでしょうが、「Hochhaus」(高層マンション)もあります。ブレーメンでは残念ながら個人住宅としての高層物件は少ないようですが、四角の箱形家屋で中に沢山の家庭が入居しているようなビルタイプに住む人もいるわけです(もっとも何階以上あれば高層なのかという定義は、日本でもそうであるように、不定だと思います)。これらは古い建物に対し新しい建物ということで「Neubau」と言うのだそうです。

 

他にも、家の特徴や機能などを指し、「エコハウス」(太陽発電を用いていたりなど)、「ヴィラ」(別荘)、「農場の家(バウエルンハウス)」など呼ぶようです。まとめますと、分類として新旧の分類、外見の分類、機能の分類ということでしょうか。

 

 改めて周りを見渡すと、なるほど・・・いろいろな住居タイプがあることがわかります。

 

面白いことは、同じラインハウスでも、お隣さん、お向かいさんと全く家の作りが異なります。同じ階層を持つ家なのに、高さが違えば、玄関の具合から窓の高さや位置、屋根の傾斜などずべてが異なります。こういうハウスの建築現場に は遭遇したことがありません(今から立てるならHochhaus・・なのでしょう)が、建物の基準ってあるのでしょうか?と疑問。(日本はある事件を境に、特に耐震に対し厳しくなりましたね・・)。

 

 この不揃い感が素敵なのですが、私の目に、特異に映る理由・・・。それは、日本で同じメーカーが建てた建て売り物件の集まる「**ヒル」「**タウン」などを如何に見慣れてしまっているか・・・ということなのかもしれません。

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