ドイツ通信12「出窓効果」
出窓効果
部屋を快適な温度に保ってくれる暖房器具。これはたいてい窓際に設置されています。窓の下です。暮らしているとなかなか気が付かないのですが、窓は室内からみると出窓形式になっているのです。けれども外観は、出窓になっていません。つまり「引っ込み型出窓」です。そしてちょうとその引っ込み部分の下あたりに暖房が設置されています。引っ込み部分には、緑が飾られたり、置物が置かれたりしています。外から見えるのもこの部分なので、その家庭の様子が窺えて楽しい部分です。
窓の開け方ですが、押し出し式は稀だと思います。通常引き込んで開けます。しかし、ここで問題が生じますね。手前に、物を飾っているのに窓が開けられるのか、と。こちらの窓ですが、2通りの開け方が可能です。窓の最下方を軸に上方を手前に引き込んで開ける方法。もう一つは(通常通り)窓の取っ手とは反対側を軸に、取っ手側を手前に引き込んで開ける方法。前者が主に窓を開けるときの通常のやり方です。上方だけが部屋の内側に迫り出すことになるので、人間が届く範囲においては部屋空間が妨げられないからでしょう。
しかし、“じーっと”この引っ込み型出窓を見ていて思いました。
「壁が分厚いのでは?」と。日本の家屋の壁ってこんなに厚かったでしょうか。記憶では、窓枠と同じくらいの厚みしかなかったような・・・。(違うかな?)
この壁の厚みももしかしたら部屋の暖かさの原因かも知れません、
親方とayakoさんの会話
>民家の写真、びっくり、日本人が行って作ったのでしょうか。それとも、普遍的な形
> があるのでしょうか。とにかく、屋根の形が日本の藁葺き民家とそっくり、と言うか
> 同じです。
やはり・・・・。私も、藁葺き屋根家屋は日本の独自の様式!だと思いこんでいたので、
これを見て、「え?何か似てるのでは?」と思い、親方様ならもっといろいろと感じてくださるのではないか・・
と思い送付してみました。
内部は、展示用になっているような感じでしたが、実家の小屋のような感じでした。。。、
> 中も見てみたい。
有料区域&少し遠いので「はいはい」という訳にはいきませんが、
常設展示を音声案内機器を持ってゆっくり回るのも楽しいかな・・と前回訪れ
た日の帰宅時に思ったので、また行くかも知れません。
でもあの農家の内部は何を写したのか分からない写真になりそうです。
> 家の模型は典型的なモノとしたら、やっぱり、どの家に
> も暖炉があるのが普通なのでしょうか。
もしかしたらちょっと古いタイプの典型的家屋なのかも。暖炉のある家にお邪魔したことはありません。
(といっても、6家庭しかお邪魔したことないですが)
> 間口狭くて、奥域が深くて、通りに面している。
そうですね。間口狭いです。うなぎの寝床~~ですね。
> 各部屋にある四角い箱は何でしょ
> う。洗面台かな。
そうですね、洗面台です。その階層にもあるのが基本です。キッチンも。
気になるので調べてみたら南米にもよく似たいえが、世界の家の写真家小松義夫さんの本の中に有りました。コロンビアのナブシマケという処に。そっくりなかや拭き民家が。でもまあこちらは、同じモンゴロイド系なので、よく似てるのかも。
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