WB工法滋賀総会第一回
今日は(株)滋賀原木ショールーム「エコールWood館」にて第一回WB総会が開かれた。
WB本社から、寺島健吾専務と児玉元気さんが、駆けつけて下さった。全国に見るWB工法の拡がりとその意味と題して、寺島専務が講演下さった。
その内容は日本建築医学教会(http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/05/08/amedicine/001.html)が設立されたこと。その中で、米国人スタンレージョンソンさんの報告でビニールクロスからは1000種類以上のカビが発見され、これが慢性蓄膿症の原因になっているとのことだ。アメリカではこの20年間で、患者が6倍に増えたという。
アメリカの住宅で、ビニールクロスの使用率は5パーセント以下らしい。(ほとんどがペンキ塗りらしいが。)日本では未だ、95%がビニールクロスで室内汚染の原因になっているという。
悲しいのは、アスベストの時、アメリカで禁止になってから、日本で禁止になるまで、10年以上かかったことだ。その間、何も知らされずに病気になった人がたくさん居たことを思うと、こういう問題は早い対応が必要だと思う。
あまりに普及しすぎていて、急に禁止にするとパニックになる。これと同じ理由で血液製剤や、アスベストが放置された。
ちなみに、ヨーロッパではビニールはないらしい。紙か、コットン素材。
会員から、大手メーカーの出している通気クロスについて質問があった。WB推奨メーカーのモノとどこが違うのか、ということだった。大手メーカーのモノはビニールにあながあけてあるらしい。WB推奨クロスは、コットン素材か、完全な和紙で造っているので、通気の度合いが根本的に違うとのことだった。納得である。
あと、チラシやポスターを造るときは、写真も良いがイラストを使うと効果的とのことだった。なるほどそれは新しい発見。早速使うことにしよう。
児玉さんからは現場見学会の色々な例をみせてもらった。工夫してとにかく前に向かって進むしかない。
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