久しぶりの徳島


 

徳島杉

徳島杉

板倉の家と千里さん

板倉の家と千里さん

板倉の家モデルハウス

板倉の家モデルハウス

 

 

 

 

 

 

いつも使っている杉の床板がすばらしいので、徳島にまた、見に行った。ここ二年ぐらいWB工法に夢中になっていたので、もう一度、板倉工法にもトライしたくなって、徳島に出かけた。今回は同じ方向に用事のあった妻同伴である。去年から、いろいろなことが積み重なって元気を無くしていた私であったが、中千木材の千里さんに出会って、とても元気が出た。

千里さんの良いところは、こうだと思ったら、真すぐ突き進む、生半可なことでは妥協しないことだ。そのためか、いつも、誰かとけんかをした話が出てくる。損を承知でけんかする。よりよい製品をよく理解してくれるお客さんに提供する。それが、信念で、解ってもらえないときは堂々とやり合うと言うことか。

何だか、中途半端な気持ちで悩んでいた自分が恥ずかしくなる。

徳島の杉はとても色がよい。国産材の中では本当にムラのない均質な材料である。それをこんなに安定供給できる産地はあまりないのではないかと思う。

かつて、日本にはヨーロッパトウヒのような、均質で、強度のある木は見あたらないと、ドイツの人に言われたことがある。ピュアウッドという建築をドイツから販売に来ているペータという人だ。彼にあったとき、私はとても恥ずかしい思いをした。そのときの私は自信を持って反論できるものをナニも持っていなかったのだ。特に、彼が強調していたのは、素性の知れない材料に対してである。日本の流通は、木材はおろか、食品でさえが、何が入っているのか解らないとまで、彼は断言した。食品偽装が発覚するずっと前の話である。

その答えの一つが徳島の杉かなと、今では思っている。滋賀県でも、地元の、東近江や多賀でも、グレードアップして、安定供給出来るようになったら、もっと良いと思うが。

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