愛犬家住宅アドバイザー


平尾犬愛犬家住宅の講習を受けた。わんちゃんとその飼い主のために、工務店として何かできることはないか、というのがその動機である。愛犬家の家を訪れると、最近は、家の中で一緒に暮らしておられる人が多く、玄関先で、一番に出迎えてくれるのは、いつもわんちゃんだ。ところが、従来の家では、床板がわんちゃん仕様になっていないため、滑る床を、夢中で駆けてくるものだから、足の回転の半分ぐらいしか進んでない。そしてともすれば、そのまま、勢い余って、庭にまで飛び出してくる。うっかりすると、こちらの膝で受け止めることもしばしばだ。歓迎されているのか、脅されているのかは定かではないが、これでは、いささか、かわいそうである。講習を受けてみて、わかったのだが、股関節症になっている室内犬は実に多いらしい。特に、先天的に弱い犬種もあり、ペットショップにいる子犬のなかにはそのほとんどが軽度の膝蓋骨脱臼を発症している犬種もいるほどである。これを機会に当社も、どんどん相談に乗っていきたい。とりあえず、希望者には愛犬家住宅の「住まいのレシピ」という小冊子を送ろうと思っている。

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