ドイツ通信5「家のこと」


玄関

玄関

3階窓

3階窓

私のアパート

私のアパート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回に引き続いて、家のことです。前回は、家の外観についてでしたが、今回は、内部のことについて、レポートして頂きました。

Bremenでの・・・コト家のこと再び

 

 

 日本とは違う、階のことについて書きたいと思います。ヨーロッパとかはだいたいこんな感じの家なのではないでしょうか。住んでいる家は結構古い家だと部屋貸しの方(正確にはオーナーさんではなく、又貸し状態なのですが、便宜的にオーナーの女性とします。今後は)が言っていました。外国でエレベーターとかに乗ると、1階が1階ではないことにとまどうことはよくあります。1階がGF(グランドフロア)だったり。それはここでも同じで1階が「EG」です。2階が「1」。大きなスーパーとかだと階が多いので結構とまどいます。

 

 さて、家ですが、写真右側に写っている階段を登ったところに正面玄関があり、ここから入ります。一つの棟に2家族(私たち間借り人+オーナーかたまりと、別の家族)が住んでいるようです。正面玄関を開けると、そこでまた2つのドアがあり、一つのドアは2階(1)、3階(2)へと続き、もう一つのドアは、別家族用で、多分1階(EG)部分と半地下部分(UG)使用です。(もしかしたら上階層もあるのかも。未知の世界でなんとも分かりませんが、壁の向こうからは明らかに同じ高さの空間からで創り出されているであろう音が聞こえてくるので・・。隣家の可能性もありますが)。よって正面玄関横のバルコニー的場所とそこに見える白い枠の窓は別家族のものです。さて、写真の左側下(自転車の向こう)にカーテンの掛かった窓(左)とドアが見えますが、これは先に書いた半地下(UG)のようなところです。ここにも普通に部屋があることが多いのですが、その他の部分は、洗濯機だったり蔵のような役割の部屋だったり、やはり地下的な空間。日の当たらないことを利点として活用するような部屋です。

 

 ブレーメンに来て1つ目の部屋は、南向きに窓があり、一日中太陽があたるのでとってもぽかぽか。その点だけは気に入っていました。2つ目の部屋がこの半地下。太陽が当たらず、(湿気はないものの)なんだかじめじめ。窓を開け放すと危険(目線の上に人が通る。侵入可能)。そして太陽が当たらないので、寒い。そして一日中暗い。気分まで落ち込んでしまいます。やはり人間、日の当たるところに住むのが健康的。

 

さて、今の部屋ですが、3階(2)西向きの部屋です。太陽の光が窓から差すことはありませんが、太陽の熱を一日浴びる上階だからでしょうか、日中は結構暖かいのです。今でも、半袖素足でいても特に寒いと感じることはありません。(セーターを着ていて暑いと感じることもありません。専ら暖房のお陰かもしれませんが)とにかく、太陽の力ってすごいです。

 

 

 2つ目の部屋に付き不満を申し述べておきますが、半地下の部屋は・・・独房のようです。だって、雨が降っているかな〜とか天気はどうかな〜。寒いのかな?(歩いている人の格好や、木々の揺れ具合で風をみる)とかそういう判断が、あの地下窓からはできません。ああいう環境で満足できる住人がちょっと信じられません。たまに、地下にこもって考え事するとか、そういう逃げ場的部屋ならいんですが・・・。どうやら、同じ棟内の半地下部屋は、お父さんの趣味の部屋に使われているようです。(実際工具置き場(ドイツで盛んなDIYの)などに使われているのが専らのようです。)

昔、私が見た、田舎の方の、ドイツの住宅は、どの家も,二階からは木造なのですが、一階は半地下で、コンクリートや、煉瓦で作られていました。ここは住まいではなく、物置とか、食料の貯蔵庫になっていました。多分、日本に比べるとドイツの冬は寒くて、凍り付くのではないでしょうか。それでもともと基礎となる部分が高くて、ふつうでも住まいは二階からと言うことになっているのかも。ちなみに、日本では北海道などにこういう家がよく見かけられます。世界的に有名になった、北海道の「木の城たいせつ」社の住宅は、みんなこのタイプです。(親方談)

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