ドイツ通信10「ペットボトル事情」


 

回収機ラベル

回収機ラベル

回収機

回収機

もらったレシート

もらったレシート

 

 

 

ペットボトル

ペットボトル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペットボトル回収

 

 意外にもいい加減なブレーメンのゴミ捨て事情ですが、ペットボトルの回収に関しては市民も協力的なようです。なぜなら「Pfand」というデポジットを支払っているからです。つまり、回収に協力すれば、そのお金が換金されるのです。ペットボトル一つあたり0.25ユーロ。25セントの換金が受けられます。回収対象のペットボトルには、写真のようなマークがあり、広告にはデポジットを除いた金額表示と、デポジットが0.25ユーロである旨が記されています。

 

 一つ厄介なのは、その商品を購入した店へ戻さねばならないと言うこと(そうでなくてもいい店もあります)。そして店によって回収の方法も様々です。

 

 最寄りのスーパーには、ペットボトル回収のマシンが設置してあります。注意書きとして、ペットボトルを潰さない、ラベルをはがさない、ラベルを破損しない、とあります。ラベルをはがさないで回収するのはちょっと意外(紙ラベルでは無いからでしょうか)です。ラベルのバーコードで、ここが間違いなく購入店であることを読みとるのでしょうか。それとも・・・バーコードで回収本数を読みとるのでしょうか。というのも、回収口へ投入後、レシートが出てくる仕組みになっているからです。このレシートをレジに提示し、返金してもらうのです。

 

 ブレーメンでは、瓶も缶も、プラスチックも同じゴミ袋で同じ日に捨てることが可能です。これらにはリサイクルを促す“グリーンマーク”がついていますが、洗うことなく、様々な素材の容器等が一緒に捨てられているのを見るたびに、再利用に疑問を抱きます・・。さらに酷い家庭では、何もかもいっしょくたにして“その他”ゴミに捨てる人もいるようですから・・・。

 

 そんな中で、ペットボトルだけが、特別扱いではないですか?(ビールの瓶なども回収ですが)。たまると嵩張るし、でもつぶせないし・・のペットボトル。デポジット返金を目当てに?それともリサイクル精神で?大量に抱えて店にやってくる人、かなりおられます。でも、驚いたことに、中身がきれいなペットボトルが多いのです。瓶も洗わず捨てるドイツ人が、ペットボトルだけは洗う???「中身はキレイに」の注意書きが無いのに???あり得ませんよね。

 

ということでよくよく見たら・・・・。大半はミネラルウォーターのペットボトルです。納得。

 

 

 さて、私も、飲み終わったペットボトルを初めて回収させてみました。投入口に入れるだけ。注意書きに「潰すな」とあるのに、入れたとたんにぐちゃぐちゃ潰れていく音がします。これじゃあ、この店で買ったかどうかの判断なんてつか ないのでは??(ずるっこして他の店の品持ち込んでも大丈夫??)。潰した回数で数をカウント?? マシンの中がどうなっているか不明ですが、その後、回収した個数が表示され、バーコードの付いたレシートが出てきました。これを買い物の精算時に提示すると、ちゃんと−(マイナス)してくれました〜〜。店によっては、手作業で大きな段ボールに数を数えながら回収しているところもありますが、こうやってレシート+バーコードの形で出てくると間違いがなくて良いですね。

 

 

 

でもでも、この潰された後のペットボトルはいつどのように、業者の手に回収されて行くのでしょうか。中身の洗っていないペットボトルが潰され、マシンの中で大変なことになっている様が想像できるのですが・・・。

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