ドイツ通信15「ドイツの住宅事情」


たいした情報はないけれど)ドイツの住宅事情(想像含む)

 

 先日見学に行ったモデルハウス。この地域を開発している会社は、ブレーメンで4カ所の土地開発を行っています。見学をしたダブルハウスや同型の作りの家が横に並ぶ(同じ棟)ラインハウスの建設が主です。

 

 見学をした地域は、まだまだこれから開発される地域であり、周辺には個人が農業したりできる土地が分譲され、小屋が広がっているし、バスの通る道路から随分離れている不便な所です。ここには16のラインハウス(8軒横並びが2棟)と24のダブルハウスが建設されます。ラインハウスの価格は149500ユーロから。ダブルハウスは168900ユーロからです。この住まいの間取りや広さの理由から、購入するのは両親+子ども一人もしくは二人の家族や、子ども無しのカップルが多いということです。お年寄りに対する配慮も無く、ユニバーサルデザインでも無いので、老後を迎える家というよりは若い世代の家族向けの家なのでしょう。

 

 さて、この家の“売り”を尋ねました。セールストークほぼ無し。大丈夫なのでしょうか・・・。とにかく、壁や屋根に断熱材を使用し、割高な暖房費を低く抑えるようにしてあること、保証期間が5年設けられていることを(なんとか)挙げてもらいました。

 

 モデルハウスを見て気になっていた屋根の傾き&天井の低さですが、床面積の広いダブルハウスでは壁を少なく高さの低い建物を、床面積の狭いラインハウスでは比較的縦に広がりを持たせた作りになっているようです。(ダブルハウスでは2階部分で既に壁がありません。屋根部分に窓が付いている感じです)。これが考慮されるのはまさに“コスト”が絡んでいるのでしょう。贅沢を尽くした家ではなく、終の棲家ではなく、“一時の家”の印象を受けます(見た目も然り)。

 

 私の住むNeuStadtでも、この会社はラインハウスの住宅地を開発しています。66のラインハウス(6軒横並びが11棟)が建つようです。そこは比較的交通の便の良い地域なので、価格は169500ユーロから。やはり土地の値段は建物の価格に直結しています・・。そこではラインハウスだけの建設のため、107〜142平方メートルまでの異なるタイプが用意されているとのこと。残念ながらラインハウスのモデルハウスはないのですが、間取り図を見る限りこちらのほうが住みやすそう?にも思えます。しかし実際に見て見ないと分からないことが沢山あるのでしょう。あのモデルハウスから感じた窮屈さや圧迫感や使い勝手が悪そう・・な予感は、実際に家に入ってみないと分からない感覚ですから。

 

 以上、住宅購入希望者でもないのに、オフィスのスタッフさんに少しばかりお話を聞いてきました。(なぜ、ドイツの家に関する情報が必要なのか・・の質問にどう答えたものか・・と思案し濁してしまいましたが・・)

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