ドイツ通信37「お野菜大好きドイツ人」


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お野菜大好きドイツ人

長い間、同じものを食べているとそれに対する、消化酵素が発達して、腸内細菌もどんどん多様になり、あらゆる栄養分を同じ食物から作り出せるようになると、何かで読んだような気がします。(めっちゃ、曖昧な記憶)つまり、サプリメントの錠剤ばかり飲んでいるとその機能が、どんどん退化すると。長い間その国の人が選んできた主食というのはやっぱり、大事だと思います。

 パンかハムかチーズ、ポテト・・。ドイツ人がよく食べていると思われる食材です。スーパーの広告など、1ページまるまる“お肉”のカラー写真で埋まるほど、お肉はドイツ人の貴重なタンパク源。それなのに、ベジタリアンをよく見かけるのです。あらゆる飲食店でベジタリアンメニューが用意されていますが、多民族が暮らす事による宗教上の理由以外に、ドイツ人にもベジタリアンが多いことが理由としてあるのかもしれません。(統計をとったわけではありませんが、既に5人のベジタリアンを知っています。これってかなりの数だと思うのです)。

 

 でもベジタリアンに限らず、ドイツ人はお野菜好きだなあ・・と感じます。でもその食べ方がすごく豪快(というか簡素というか)。キュウリ、にんじん、トマト、パプリカ、カリフラワー、ビート、ラディッシュ・・・洗って、簡単に皮を剥いて、適当に切るだけ。これで一品できあがり!なのです。キュウリを薄く小口切りに〜〜なんてことは、ドイツではあり得ません。太さ1センチくらいにザックザク。でも、新鮮な生野菜があることだけで、とても喜ばれるのです。

 

 車で出かけたり、サイクリングにいったり、ちょっとしたビュッフェ形式の会食だったりには、必ず“切っただけの生野菜”が登場します。そしてこれが“飛ぶように売れる”のです。マヨネーズなどのティップが用意されていれば「もう最高!」。そしてみんなで、(固い野菜でも)バリバリと食すのです。日本人的感覚では、“芸がない”とか“味気ない”とか“手が込んでない”と思えるし、加熱しない生野菜など、お皿のデコレーションくらいにしか出番はないと考えますが、「素材そのものの味をそのまま食べる」ことを“贅沢”だと感じるのでしょう。その他、リンゴでも洋梨でも、洗わず、剥かず、「食べたい人はそのままどうぞ」が主流ですから。

 

 確かに、加熱しないため、ビタミンやカロチンの含有量は抜群でしょう。でも消化のことを考えると?? 体は冷えないの??

 

 

 やはり日本人とは民族が違うので、身体機能も微妙に異なるのでしょうか。“ゲルマン人の大移動”でその名を馳せる(?)ドイツ民族。胃腸はかなりタフなのかもしれません。

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