東近江図書館協議会


 

図書館協議会

図書館協議会

支所が蒲生図書館に

支所が蒲生図書館に

蒲生町民の夢がこの椅子に

蒲生町民の夢がこの椅子に

手作りの持ち帰り鞄

手作りの持ち帰り鞄

何年か前から、東近江市の図書館協議会という委員会に参加している。図書館との出会いは今から30年前、一冊の本から始まった。知る人ぞ知る「図書館の発見」という本である。この本を読んだとき、感動して、涙が出た。それ以来、図書館作りには、意欲的に取り組んでいる。そのときのイメージと、今の図書館協議会とはだいぶ違うが、だんだん近づいてきてはいると思う。

そんなことを書いても、本を読んでない人は何のことかわからないと思うので、問題点だけを書きたいと思う。

図書館協議会とは図書館の運営やあり方について、意見交換し、図書館が恒久的に市民に役立つ施設となるよう支援を目的とした組織だが、法律的には館長の諮問に答えるとある。

つまり、館長が訊いてていないことに言及するのははばかられると言うことである。しかしながら、このことは、図書館職員の耳に心地の良い音楽のような言葉を奏でる場となり得る可能性もあるだろう。

最近、個人情報保護法なるものができて以来、行政のこういった委員会では、委員の紹介をあまりしないようになった。その所為で、お互いのバックボーンが見えず、本筋から離れた意見でも何が言いたいのかわからないので、延々、聞かねばならず、とてもロスが多い。

まあ、委員会の内容については非公開なので、あまり書けないが、最近の図書館の貸し出し統計から見ると、来る人が固定化してきている傾向だ。同じ人が便利使いに、常時来ている感じで、サービスに対する要望も、どんどんディープになっているようだ。

本当は、一回も来て居ない人に来て欲しい。人生に、たった一回しか図書館に来る機会がなかった人でも、その一回が人生を変えるような出会いであれば、その価値はとても大きいだろう。

だがここにも、文字人間と、直感人間の隔たりがあるような気がする。本の中に人生すべてが詰まっていると思っている人と、文字や文章からは何の直感も得られない人が居る。

図書館司書はその間にたって通訳して欲しいと思う。図書館にすべてがあるわけではない。本を読むことを強制しないで欲しい。生きるヒントが、あるかもしれないと、そこに出かけていって、少し伝えるだけで良いのだ。

 

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