ドイツ通信2「ブレーメン」


 

町並み

町並み

ビール

ビール

すばらしい、すばらしい、すばらしい

すばらしい、すばらしい、すばらしい

 

 

ドイツ通信第二回目は、「ブレーメン」という町についてです。私たちがブレーメンと聞いて最初に思い浮かぶのはブレーメンの音楽隊という物語の舞台です。現地にはやはり、その銅像もあるようです。さて、、、

「ブレーメン」

 ドイツは「連邦共和国」です。16の州があります。一番大きいのが、日本でも馴染みのある「バイエルン」。後はあまり耳慣れないかも知れません。この16の州の一つとして「ブレーメン」があります。一つの都市であり、一つの連邦であるわけです。この格付けはベルリンも同じ。つまり首都と同様の扱いを受けております。しかし、ブレーメンは、小さい町です。自由ハンザ都市ブレーメンの誇りを忘れず、「鶏口牛後」ならんとして、州となったのでしょうか。
 ブレーメンには世界遺産があります。世界遺産も量産されている感が否めませんので、世界遺産があるから「すごい」のか、「すごい」から世界遺産なのか分からなくなっていますが、ブレーメンの音楽隊の像があり、昔の建物や街並みが残っている市の中心エリアが文化遺産として登録されています。(観光に関してはガイドブックなどがよほど詳しいと思うので省略・・)。土曜日はまあまあの観光客が訪れ、日曜日は、どこもかしこも閉まって、静まりかえります。(これは、どの都市でも同じ事でしょうが。)

 

 特徴的な事と言えば、川があることでしょうか。ウェーザー川です。この水運は、離れたところにしか港を持たない分、重宝されているはずです。川のある風景は素敵です。個人的には、近くに川がないと、息苦しいです。「水がある=とりあえずは餓死しない」という安心感を川は与えてくれるのかも。大げさにも生命の起源まで思いを馳せてしまいます。そして、ちょうど通学時間に、太陽が赤く輝いて川の上に昇ります。日中の“とりあえず照っている”的輝きではなくて、一日の始まりを告げるかのような“勢いと存在感のある”輝きです。これがとってもきれいで、美しい朝の太陽に出会うと、自転車のスピードをいつも緩めます。(写真あります)

 

 他にも、公園やら、博物館やら美術館やらひととおり、観光や都市として機能するに必要なものは揃っています。都市州の意地?もあるのでしょうか。もしくは、サッカーチーム「ウェーダー・ブレーメン」本拠地としての意地?でしょうか。なかなか生活するには快適な都市かと思います。(根が田舎者なので、あまり大都市には馴染めなさそうです。)

 

 しかし、都市州であることの恩恵は外国人には分かりかねます。やはり人口も他の州に比べて圧倒的に少ない為、あらゆる部分で他の助けを受けているのではないでしょうか。その一つがラジオです。もっとも電波の入り具合のよい番組は「ニーダーザクソン州」をターゲットにした番組です。聞き始めたとき、「なぜ、別の州の番組がこんなにもよく流れるのか・・」と戸惑いましたが、ブレーメンを取り囲んでいるのは「ニーダーザクソン」という一つの州です。ブレーメンを離れれば、四方八方どちらへ出ても「ニーダーザクソン」。これでは、ブレーメン単独のラジオ電波を流すことの方が難しそうです。なので、ニーダーザクソンの番組を受信していることには納得。  

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