沖縄に木造の家を


古民家内部模型

古民家内部模型

どこかで見たぞこの光景

どこかで見たぞこの光景

カンナに墨つぼ大工はいた、、、

カンナに墨つぼ大工はいた、、、

イノシシの頭骨

イノシシの頭骨

これで木を運ぶ

これで木を運ぶ

キャンプ場のバンガロー木造のようだが、違う

キャンプ場のバンガロー木造のようだが、違う

そんなわけで、少ない滞在期間中に、沖縄の木造住宅をリサーチしなければならない使命を感じた私は、次の日早速出かけることにした。名護から、時計回りにぐるっとやんばる地方を一回りした。どこを見てもない!木造の家が、海岸線の村には特に風がきついのか、コンクリート造ばかりである。やっと見つけたログハウス風のレストランは、なんと、コンクリートの建物を丸太のポストで囲って、木装してあった。

きっと過去にはあったはずだ。と、最北端の村で見つけた歴史資料館で、古い家を見つけた。中には木の家らしき展示と、大工道具が多数かざられていた。よく見ると、今も使っている道具も過去のモノとして飾られているので、もはや、木造の技術も廃れてしまったのか、と心配になる。部屋の奥の壁にたくさんつり下げられているのは、イノシシの頭骨だ。何でも100コ集めると縁起が良いらしい。戦後、アメリカ軍が駐屯するようになって、沖縄の豚料理の進化が始まったのかと想像していたが、このイノシシの頭骨の量を見ると、ずいぶん前からの伝統食かもしれないと一人想像する。この道具類を見ていると、斧や、チョウナ、の様な木をえぐる道具の種類が多い。おそらく、沖縄の自生する樹種が、木挽きに向く柔らかい針葉樹が少なく、堅木の小径木が多かったのだろうと想像される。しかし、修羅やまつのとゆ、ヒバかサワラらしい桶なども展示されているので、もっと前には案外たくさんの木があったのかもしれない。

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